2D ゲームエンジン おすすめ6選を2026年版で比較|インディー開発者向け
要約
2026年の2Dゲームエンジンは、まずGodotから選ぶのがおすすめです。MITライセンスで無料、2D向けに作られています。商用のスプライトゲームならGameMaker(買い切り$99.99)、コードを書かない人にはGDevelopとConstruct 3、最小のWebビルドにはDefold、プラットフォーム対応や3D化にはUnityが向いています。価格と制限は2026年10月時点で確認しています。
ライセンス費用、コーディング方式、Webビルドのサイズ、プラットフォーム対応の4つの観点から2Dゲームエンジン6つを比較。インディー開発者向けの推奨と、それぞれを選ぶべき理由を紹介します。
At-a-glance
| Godot Engine | GameMaker | GDevelop | Construct 3 | Defold | Unity | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 価格とライセンス | 無料、MITライセンス、ロイヤリティも収益の上限もなし | 非商用は無料。商用リリースには$99.99の買い切りProfessionalライセンス | 無料枠は1日の公開上限あり。有料プランは月額$7.99から | 無料枠は50イベントと2レイヤーまで。Individualプランは年額$129.99 | 無料。Defoldライセンスのもとでソースが公開されている | 収益と資金調達額が$200,000までPersonalは無料。それ以上はPro |
| 作り方 | ノードとシーンのエディタ。GDScriptまたはC# | ドラッグ&ドロップとGMLスクリプト | コード不要のイベントシート。任意でJavaScript | ブラウザ上のコード不要のイベントシート。任意でJavaScript | Luaスクリプトとコンポーネントベースのエディタ | 大規模なエディタでのC#スクリプト |
| Web書き出し | 対応。ただしフルエンジンなので、Webビルドは重め | 対応。全プランに含まれる | 対応。gd.gamesとWebに公開可能 | 対応。HTML5がネイティブの出力先 | 対応。ビルドは2 MB(gzip圧縮後)を下回ることが多い | 対応。ランタイムのサイズは大きめ |
| モバイルとコンソールへの対応範囲 | デスクトップ、モバイル、Web。コンソールはサードパーティの移植で対応 | デスクトップ、Web、モバイル。コンソール書き出しはEnterpriseサブスクリプションが必要 | デスクトップ、Web。AndroidとiOSは有料プランで対応 | 有料プランでデスクトップとモバイルに書き出し可能 | デスクトップ、Web、モバイル。コンソールはプロジェクトごとに対応 | 6つの中で最も広いプラットフォーム対応。コンソールも含む |
| スケールの限界 | 2Dでは制限がほとんどない。3Dは改善中だが主眼ではない | 2Dでの限界はほぼなし。3Dは守備範囲外 | 大規模なゲームではイベントシートが重くなる | 大規模なゲームではイベントシートが重くなる | コミュニティとアセットライブラリが小さい | 小規模な2Dプロジェクトには、複雑さとアップデートの頻度が負担になる |
Godot Engine
- 専用の2Dレンダラーでピクセル単位の正確な描画。3Dを平面カメラで使うのとは違う
- MITライセンス。ロイヤリティ、シート料金、収益の上限なし
- GDScriptはPythonに似ていて、最初の1週間が穏やかに進む
- 軽いエディタなので、標準的なノートPCでも動く
- ドキュメントを読むことが前提。ガイド付きのウィザードはない
- コンソールへの書き出しは、ボタン一つではなくサードパーティによる移植作業が必要
2026年に2Dを作るなら、まず答えとして選ぶエンジン。初めてのインディー開発者に勧めるのはこれです。
GameMaker
- 最初から2D向けに作られていて、UndertaleやHotline Miamiの実績がある
- ドラッグ&ドロップとGMLにより、まずは視覚的に始めてからコードへ移れる
- 商用リリースには、サブスクリプションではなく買い切り$99.99のライセンス
- どのプランにも、強制的な透かしやスプラッシュ画面はない
- 将来3Dにする可能性があるゲームには向かない
- コンソールへの書き出しは、買い切りライセンスではなくEnterpriseサブスクリプションの対象
専門特化型です。ゲームがスプライト中心で、Steamへの確実な道筋が欲しいなら、その価格に見合う価値があります。
GDevelop
- オープンソースのMITエディタとエンジン。無料で始められる
- イベントベースのロジックなので、覚えるべき文法がない
- すべてのプランにクレジット付きの組み込みAIアシスタント
- Web、デスクトップ、Androidへワンクリックで公開できる
- 無料プランでは、公開はデスクトップかAndroidのビルドを1日1回までに制限される
- 上記のクラウドサービスの利用で収益が$50,000を超えるアカウントは、月額$39.99のProプランが必要
無料で2Dを始める最も親切なルートです。ただし、リリース前に必ずプランの制限を読んでください。
Construct 3
- ブラウザ上で動き、インストールするものはない
- ノーコードのグループの中で最も滑らかなHTML5書き出し
- 6つの中で最も高いCapterraの評価(326件のレビューで4.7)
- イベントだけでは足りなくなったときに、任意でJavaScriptを使える
- 無料枠は50イベントと2レイヤーまで。実際のプロジェクトはすぐに上限に達する
- デスクトップとモバイルへの書き出しは、年額$129.99のサブスクリプションから
Webと学習には優れていますが、買い取るのではなく借りることになります。
Defold
- 永久に無料で、ソースが公開されている
- HTML5ビルドは2 MB(gzip圧縮後)を下回ることが多い
- Luaは小さく、覚えるのが早い
- Defold Foundationと、その開発を担ってきた元King社のチームに支えられている
- GodotやUnityに比べて、コミュニティとアセットライブラリが小さい
- C#やGDScriptから来ると、Luaとコンポーネントのワークフローになじみにくい
プレイヤーがゲームに残るかどうかを読み込み時間が決める場合に選んでください。ミニゲームのプラットフォームがその典型です。
Unity
- ここに挙げた中で最大のアセットストアとコミュニティ
- プラットフォーム対応が最も広く、コンソールも含む
- Personalプランは収益と資金調達額が$200,000未満なら無料
- Capterraのレビュアーは845件のレビューで4.6と評価している
- Capterraのレビュアーは、バグや面倒なバージョンアップを指摘し続けている
- 大きなエディタは小規模な2Dプロジェクトには重く、$200,000を超えるとProが必須になる
強力なエンジンですが、その強みは2Dのシンプルさではなく、3Dとプラットフォームの広さにあります。
Verdict
特に理由がなければGodotを選んでください。MITライセンスで無料、2D向けに根本から作られていて、初めてのプロジェクトにも十分に扱いやすいエンジンです。商用のスプライトゲームならGameMaker、コードを書かないならGDevelopかConstruct 3、最小のWebビルドならDefold、プラットフォームの広さや将来の3D化を2Dのシンプルさより重視するならUnityを選んでください。
How we tested
このリストは、1週間かけて実際に作って比べたものではなく、一次情報をもとに作成しています。各エンジンについて、開発元の現行の価格とライセンスのページ、リリースノート、Capterraの集計スコアを読み、2026年の独立したまとめ記事と照らし合わせました。価格は2026年10月に確認しています。今後変わる可能性があります。ソロや小規模チームの2D開発者が実際に支払うものを基準に、ライセンス費用、学習コスト、Webへの書き出し、プラットフォーム対応、ツールが作業の邪魔になり始める地点の5点で、各エンジンを5点満点で評価しました。スコアはユーザー評価の平均ではなく、これらの情報源をもとにした編集部の判断です。ここで紹介するエンジンはいずれもアフィリエイトパートナーではなく、商業的な関係がランキングに影響したことはありません。
2D ゲームエンジン おすすめの第一候補はGodotです。 2026年に2Dゲームを作るなら、まずGodotから始めるのがおすすめです。MITライセンスで無料、最初から2D向けに作られていて、ノートPCでも軽く動きます。商用のスプライトゲームならGameMaker、コードを書きたくない人にはGDevelopかConstruct 3、Webでの軽さを優先するならDefold、3Dへの拡張やプラットフォーム対応を重視するならUnityが向いています。
なぜ2Dではエンジン選びがより重要なのか
2Dゲームは完成させやすいのが魅力です。ただ、その分、大きすぎるエンジンを選ぶと、キャラクターを動かす前に設定画面で数週間を失うことになります。
2Dプロジェクトでは、3Dとは違う問いが必要です。スプライトの描画品質はどうか、40画面に及ぶタイルマップを扱えるか、ブラウザでリンクを開いたときのWebビルドはどれくらい重いか。上の表のスコアは、こうした問いへの答えを反映しています。
各エンジンの費用はどこで発生するか
価格は6つのエンジンの中で最も差が出る部分であり、注釈に細かい条件が隠れている部分でもあります。
Godotは永久に無料です。ロイヤリティも収益の上限もありません。Defoldも無償ですが、Defoldライセンスのもとで公開されたソースを持つツールです。GameMakerは販売するまでは無料で、商用ライセンスは買い切り$99.99です。Construct 3とGDevelopは、無料枠を超えるとサブスクリプションになります。Unityは収益と資金調達額が$200,000に達するまでPersonalプランで無料ですが、それを超えるとProが必須になります。
どれも特別な数字ではありません。大事なのは、最初にどの壁にぶつかるかです。1日の公開上限か、イベント数の上限か、収益のラインか。
コードを書かずに本格的なゲームを作れるか
最初の一本であれば、十分に可能です。GDevelopとConstruct 3は、コードの代わりにイベントシートを使います。「プレイヤーが地面に触れていて、スペースキーが押されたら、垂直速度を設定する」といった形で書き、結果をすぐ確認できます。
ただし限界はあります。ゲームロジックが数百行を超えるとイベントシートは読みにくくなり、そこからはGodotやGameMakerのほうが落ち着いて扱えます。ノーコードはゲームロジックの形を学ぶ手段であり、小さな作品を完成させる手段としても優れている、と考えるのが妥当です。
最も軽いWebゲームを作れるのはどれか
Defoldです。その差は歴然としていて、HTML5ビルドは2 MB(gzip圧縮後)を下回ることも多いです。ミニゲームのプラットフォームでは、ページの読み込みに4秒かかっただけでプレイヤーが離れてしまうことがあるため、この差は重要です。
Construct 3もWeb向けの有力な選択肢です。ブラウザ上で動き、HTML5をネイティブに書き出せます。GodotとUnityもWebに出力できますが、ランタイムは重くなります。
ゲームをストアではなくリンクの先で公開するなら、ビルドサイズは後回しにできる要素ではなく、設計上の制約です。
2Dエンジンに AI はどう関わるか
今、2つの変化が同時に起きています。GDevelopはエディタ内にAIアシスタントを搭載し、各プランにクレジットが付いています。Unityは「Unity Spark」を発表しており、プロンプトで操作するツールとして「近日公開」と案内しています。未リリースの機能はスコアに含めていません。
プロンプトから世界を生成するツールは、また別のカテゴリです。説明文から遊べる空間を生成するもので、上の6つのエンジンはどれもその方式ではありません。バージョン管理ができ、書き出して販売できる管理されたパイプラインが欲しいなら、エンジンが今も適切な道具です。今夜すぐに世界を見て、後から判断したいなら、プロンプトツールのほうが早く最初の下書きを作れます。多くのインディー開発者は両方を使っています。
どのエンジンから開くべきか
少しコードが書けて無料のエンジンを1つ選ぶならGodot。Steam向けのピクセルアートのプラットフォーマーを作るならGameMaker。コードを書きたくなくて、オープンソースがよいならGDevelop。ブラウザ向けのゲームを、洗練されたノーコードツールで作るならConstruct 3。読み込み時間が成否を決めるならDefold。コンソール対応を初日から必要とするか、後で3Dに広げる予定があるならUnity。
小さなものを、必要十分な最も軽いエンジンで完成させてください。そのうえで、重いエンジンが本当に必要かどうかを判断すれば十分です。
Capterraの評価はどう裏付けるか
ユーザー評価は判断材料として役立ちますが、このランキングとは別物です。Capterraでは、Construct 3が326件のレビューで4.7、GDevelopが249件で4.6、Unityが845件で4.6、GameMakerが4.4、Godotが29件で4.3です。Godotのレビュー件数が少ないのは、オープンソースのツールで多くの人がソフトウェアのマーケットプレイスでレビューしないためであり、件数から品質はほとんど読み取れません。
Unityのレビューは手軽さと汎用性を評価していますが、同じレビューでバグや面倒なバージョンアップも繰り返し指摘されています。この緊張関係があるため、評価は高いものの、2D作業では最下位になっています。